お野菜の出荷を大幅にお休みにさせていただいているものの、飲食店さまをはじめ、お野菜ボックスのお客さまからも多数のご連絡をいただき、午前中にバタバタと出荷作業を行って。(お野菜ボックスにつきましてはこちらのブログ日記をご参照いただければ幸いです。)

午後からは、古民家「なかや」さんにお伺いをして。
231020nakaya
「なかや」さんは、古民家再生プロジェクトをボランティアさんやプロの助言を通じて実施されていて、また体験型のスタイルを構築されている。
こちらブログ。

「なかや」さんとの出会いは、この農場も正式に「農家民宿」の許可をいただこうと思いついた時に、ネット検索でつながった。今回初めての訪問で、農家民宿許可までのプロセスや問題点などなどの助言をいただく。

現地に伺って感じたことは「みんなのお手助けで、再生に取り組まれている様子」がたっぷりと伝わってきた。ブログやホームページの記事では感じることが出来ないリアルな感覚を受ける。このリアルさというものが現地に足を運ぶことで大きく感じる。文章にすれば安直な表現だけども、とても大事に思う。

より大きく感じるのは、プロジェクト主の山路さんとそして再生が進む古民家の家そのものが発する「気」がとても心地よく感じた。「感じる」という表現が多発するが、最近の自分のキーワード。

本日伺ったら、すでにお手助けのご家族の方や測量のお手伝いをされている方がおられた。とても楽しそうなのだ。この光景を眺めていたら、「ああ、自分もこの感覚を欲していたのだ。」・・・と、ふと思い起こした。

田舎に移り住み、農業をはじめて、サラリーマン時代とは大きく違う感覚の「出会い」が次から次へと訪れていた就農直後のことを思い出す。今でももちろんこの出会いはあるが、ありがたい贅沢なことではあるが生産と出荷に追われた日々が、この出会いの感動から遠ざかってしまった気もしていた。
お野菜の出荷を少しペースダウンさせて頂いたことで、最近は講演会やらドキュメンタリー映画やら、そして今日の出来事にも出会うことができるようになった。本当は、生産出荷とこのような動きとのバランスをしっかり取らなければいけないのだろうが、不器用な自分にはうまく立ち回れない・・・・。

今シーズンは、いろいろな想いをリ・スタートさせている。

生産出荷はもちろん大事なこと。
でも、この生産出荷の根底には、「想い」がしっかりと注入させなければいけないと強く思う。その「想い」をより楽しくしていくためのプロセスを感じているこの頃となっている。。。。

今回のつながりには、知人が古民家レストランへの開業を目指しておられることにもつながって行っている。流れにうまく乗れればいいと思うし、その流れのお手伝いをしたいとも思っている。
何かそのようなことに大きくワクワクしている・・・、楽しみだ。。。