例年より2週間ほど早く大豆の脱穀を。

今年の大豆はどうかいな?と畑に見に行くと、まずい!はじけ始めている・・・、2週間も早い。
そういえば雨が少ないこの秋なので乾燥が進んだのだろう・・・とあわてる。

急遽、前日の夕方3時頃から刈り取りを開始。
例年のように草刈り機で刈っていたものの、草刈り機の触れる振動で鞘からのはじけが多くなり、なんと手刈りに変更。今年は作付けをグンと減らして7畝弱程にしたので、久しぶりの鎌使いもいいものだ・・・などと言い聞かせながら。
 いつも大豆は刈り取って乾燥、脱穀の流れではなく、畑の中で生やしたまま乾燥させ脱穀と同時に刈り取るようにしている。そのためタイミングを外すと大減収に陥る。そして雨の予報も出ていたのでこのタイミングを逃すとまずい・・・とのことで、せっせと刈り取って、農協に大豆ハーベースターの予約に走りなんとか借りることもできた。。。
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お野菜ボックスなどの出荷と同時になってしまったが、久しぶり^^に朝5時半からの作業で刈り取りやら収穫やらを同時進行でがんばる。
なんだかんだで約110キロほどの収穫ができた。味噌を仕込む分はなんとか確保で、いやあ間一髪って感じだったが一安心。。。
ここの農場の大豆や味噌は甘い、とみなさんから言っていただくが、もしかして畑に生やしたまま乾燥させることが、いわゆる完熟のようになるからではないか?などとも思ったりしている。

この大豆の刈り取りの際には、畑のすぐ隣りの老ご夫婦がお手伝いをしていただいた。「あらら、たいへんじゃんか・・・」などとおっしゃりながら、さりげなくお手伝いをしていただいたのだけど、助け合いという農の暮らしの原点を見させていただいた感じで、そしてとても嬉しい。本当にありがとうございました。

・・・しかしながら、この老ご夫婦の鎌使いは早い!
刈り取りをしながら後ろを振り向くと「あらら、ほぼ終わっている、なんと!」という感じ。さすがだ。

久しぶりに手鎌を使った訳だけど機械ばかりでない作業もまた良しだ。
機械を使うということは大地からの距離が遠くなるが、手作業だと、なんというか野菜たちにまた近づけた気がした。・・・いい気持ちがした脱穀の日だった。