春の野草が全面を覆い、草と共生しながら野菜の栽培方法を考える。
一般的には、トラクターで全面耕運するだろうし、草刈りの場合は地際で全て刈り取るが・・・。

この春草との付き合い方が、夏草とのつながりに重要な意味を持つことが解かってきた、ように思う。
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カラスノエンドウをメインに、ホトケノザやオドリコソウが、いい感じに覆っている。
80㎝ピッチでヒモを張り、そのヒモの下部分のみを「表層根切りで草刈り」。
刈った草は、刈り取った状態のままにしておく。
(通路になる部分は刈らない。次年度のカラスノエンドウの種をこぼしてもらおう、という想いと、踏みつけで土が硬くならないように・・・。)
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表層の根のはびこりのまま、取り去ることをしないで腐植を待つ。
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たぶん、植え付けの少なくとも2週間前ぐらいがいいような気がする。
葉や茎の上層部は枯れ、表層の根っこ部分はほぐれてくるだろう~。
刈った草をそのままにしておくことで、夏草の発芽を遅らせることが出来るのではないだろうか?

カラスノエンドウに着いている窒素固定された、根粒菌。
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スゴイ量の根粒菌がある。
花芽を付けて種となると、固定された窒素分をカラスノエンドウ自身が使うので、このタイミングでカット。
早く刈っても窒素固定が少ないだろうし、残してもダメだろうな、と思いながら。

ナズナが一面に咲いていたが、花の部分のみカットした畑。
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このタイミングで地際でカットすると、夏草の発芽と繁殖を進めることになる気がする。
なるべく春草を残しつつ、オドリコソウの花芽のみカットする程度の高さで切り取り。
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地域との社会性の中で、草ボウボウーというイメージを少しでも軽減させるためにも、なるべくスッキリした畑にしておく。

おまけ。
種継ぎ用のホウレンソウ群。
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