急激な暑さの到来で、一気に春系のお野菜が終了です。
セロリ・コスレタス・大根・玉ネギ・春菊・ルッコラ・ニンニク・人参・赤キャベツ。
(ミディアマムパック)
「お知らせ」
申し訳ございません、来週のお届けはお休みとさせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します。
---お野菜ボックスに同封のお便り---
先日の日曜日はなんとか田植えの初挑戦を、総勢30名ほどのみなさまと共に行うことが出来ました。
昔ながらの手法で田んぼの中で苗を作り(現在は、育苗の容器で作ります。)、そこから苗を取り出してひとつひとつ手で植えていきました。
このお野菜ボックスのお客さまも多数ご参加いただき、本当にありがとうございました。
手植えでのお米作りは手間がたっぷりとかかります。もしも総勢30名の方々にお給金などを支払ったとしたら、現在のお米栽培事情では収益はあがりません^^。でも収益の問題なんかではもちろんなく、「経験」という部分を最重要のこととして取り組みました。
後記いたしますが、今年は何かと農作業に問題を生じております。でもそのような中で、何かに魅かれるように「手植えによる田植え」を経験しておかなければ・・・と強く感じました。
上手く申し上げることが出来ないのかもしれませんが、出来る限りの範囲の中で「原点に近づく」ことがとても大事に感じたからです。
それは、何度も記しておりますが原発問題が背景にあります。あまりにも便利と言われる社会の中で、その根底にはエネルギーの問題があります。昨今では、自然エネルギーなどが話題になっていますが、便利とされる社会の中に電気などに置き換えてばかりのエネルギーを考えた社会の構成があります。
でもよくよく考えると「人の体を動かすエネルギー」を使うことが、どこかに排除されてしまっている気がします。それも、自分たちが「生きる」ための食べ物を得る行いまでもが他からのエネルギーを使って作ることが前提になりすぎていると感じています。
もちろん今の社会構造では、とても人力だけではやっていくことは無理があります。でも、経験値としての手植えでの田植えには、今後の暮らしに大きな意味があるだろうと強く思ったのです。
これからの社会ということを考えた時に、あまり不安要素ばかりを考えるのもいけないことではあるのですが、でも「手で植える」という原点の手法を経験しておくことで、最低限の「生きるための食料の確保」に通じることが出来ると思っております。
また昨今の僕の農業手法を考える中で、雑草と呼ばれる野草との共生ができないだろうか?と考え、ほんとに少しですがその方向転換をしています。手間は多大にかかりますが、なんとか他からのエネルギー損出を抑えた農業手法の構築を進めております。
【 お知らせ 】
誠に申し訳ございません。来週は、お休みにさせていただきます。
平年でも、この6月の終りから7月上旬にかけては季節の変り目の「端境期」ということになるのですが、今年は顕著にその傾向となっております。春先の気温低さや、夏野菜などの苗作りの不具合もあり、またその他の事情によって植え付けの作業に遅れが生じました。
その2ヶ月前の遅れが現在に反映しており、来週のお野菜ボックスでは「野菜の種類が揃わない。」可能性が高くなってしまいました。
また九州・福岡で入院をしている父親に、お見舞いと孫の顔を見せに行きたいとも考えております。
上記の理由によって「お休み」とさせていただくことをお許しください。
本当に申し訳ございません。何卒ご理解をいただけましたら幸いでございます。
どうぞよろしくお願い致します。